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※恐れ入りますが、企画者もアーティストのため至らない点が多々あるかと思います。ご意見、ご要望等ございましたら、なんなりとお申し付けください。

2011年6月10日金曜日

リサーチ報告

先日、笠森の見学に伺ったとブログで紹介しましたが写真等をアップできなっかたので、改めて写真をお見せしながらご紹介できたらと思います。また今回の見学で感じたことなども書きたいと思います。


笠森寺の建築は日本でも唯一の「四方懸造り(しほうかけづくり)」で「国指定重要文化財」となっています。
大きな岩に建築がのっている様なお寺で鋸山の日本寺でも感じることですが、人工物と自然の力の境界線が解らないくらいに自然にそこにあります。




















僕は、こういったものに出会うときに人間の身体性や自然の圧倒的な美にいつも感動させられます。
最近では過去の建築のように自然に無いものを少し加えて何かを作り上げるようなものは、あまり見られません。
都市と自然はあたかも別のものになって分けられてしまったかのようです。




そんなことも僕がお寺の好きな理由の1つなのかもしれません。


人の祈りが現在では、どのように受け継がれているのかは難しい問題ですが、このような昔の建築の基盤がもともとある地形を大事にするのに対し、現在では地形は建築のために変えられます。
この自然に対する人間の関係性も現代の祈りが抱える問題に深く関わるように思えます。


笠森寺の名木/三本杉


根本が3つにわかれています。
その他にも感じの良い木がたくさんあり境内を歩くととても気持ちが良いです。


この周りの山々は「県立笠森鶴舞自然公園」になっており、特に観音山は「国指定天然記念物 笠森寺自然林」として保護されています。






笠森寺のリサーチが済み、清澄寺へ向かう途中、おなかが減ったので蕎麦屋さんに向かいました。
『そば処 名物鴨蕎麦 功徳庵更科』
実はたまたま立ち寄った蕎麦屋なのですが、知る人ぞ知る名店だったようでとても美味しいご飯をいただきました。
この蕎麦屋は鉄道好きの方々にも有名なスポットのようで、蕎麦屋さんの窓からはくるり線?が見えます。
また、蕎麦屋のおじさんが職人気質でいろいろこだわりのお話しを伺いました。
蕎麦もアートも突詰めると似ているのだなと感じました。
蕎麦の正しい食べ方も教えていただきとても良い時間でした。
是非一度食べてみてください!!


おなかもいっぱいになった後、清澄寺に到着!!
チラシなどのための写真などを撮影しました。
この時期は丁度睡蓮も咲いていてすごく過ごしやすく気持ちよかった。
また池にはモリアオガエルが多く自生しておりカエルの声がお寺の中を包んでいました。
千年杉はこのお寺の中心にある御神木ですが、この時期の木々は本当に生命力に溢れていていいですね。


この清澄寺は『旭が森』という場所があり、国内で一番早く朝日が見えることで有名です。
ツアーでも参加したい方は朝日を見ることが出来ます。




この日は、あいにくの曇り空で遠くを見渡せませんが、晴れた日は太平洋が遠くに見渡せます。


僕もまだここで朝日をみていないので是非レジデンス中に見たいものです。









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