自己紹介

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※恐れ入りますが、企画者もアーティストのため至らない点が多々あるかと思います。ご意見、ご要望等ございましたら、なんなりとお申し付けください。

2011年6月9日木曜日

どこにひろがるか

こんにちは。
アートが山をのぼること 展覧会まで2ヶ月を切りました。
私はいま、大学敷地内である展示を目前に追い込み中です。


私の制作スペースがあるアトリエは建物の8階にあって、見下ろすと民家、マンション,ビル群…と海のように連なっているのが見晴らせます。
遠景はいつもひとを俯瞰的な思いにさせるけど、果てしなく続いているように見えるそれが何なのか(例えばビル、山々、海)で自分のちからや自由さについてかぶさってくる感覚の質は全然違う。

人が作る世界も、人以外のものものと共存している世界も、どちらも可能なのかもしれないし、
実際私にはどちらもあるように見えてます。

(すごく抽象的な話になってしまうけど、)
何年か前に、仏教で大事にされている「自我を離れること」について考えてたことがあって、その時の私は「人もきっと価値を生み出せる」って変に意地になっていて、自分を離れるんじゃなくて強化していくんだ!って鼻息荒く言い聞かせてました。
いまも人の思いというものの計り知れなさには強く価値を感じているけれど、大きな酷いことがあると、どんな増強されたものも吹っ飛んでしまうんだなぁと、物理的にも、リアリティとしても、ふっと諦めたような気がします。

自分が水になって、空気になって、
どこかと溶け合うなら、
その先を選ぶ自由があるなら、
と そこの空気を手探っているところです。

それが形として、今回の作品の下地になります。
近々に、構想図をアップしますね。

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