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※恐れ入りますが、企画者もアーティストのため至らない点が多々あるかと思います。ご意見、ご要望等ございましたら、なんなりとお申し付けください。

2011年7月10日日曜日

落ちる 篇

昨日はブログ更新しながら寝てしまって、いわゆる寝落ちでした。
なので月曜日に更新しております。 
尾家杏奈です。

この「落ちる」という言葉を覚えたのは中学生の頃、パソコンルームでチャットをしていた時でした。

>そろそろ落ちまーす^^

という言葉で大体の人はチャットから出て行きます。
この「落ちる」にはチャットという仮想空間から現実世界へ戻るという意味がこめられているのでしょうね。
それこそチャットの世界では日常的に使っていた言葉でしたが、チャットをしなくなった今となってはあまり使う機会も無い言葉になってしまいました。


「落ちる」
「眠りに落ちる」
「地獄へ堕ちる」
「堕落する」
「落下するパラシュート」

落ちるということは上と下を意識することです。
例えば現実という浮遊空間から眠りで意識の下層までおちること、例えば天国と地獄の上下関係、例えば空と地をパラシュートで行き来すること・・・


清澄寺もですが、京都、奈良にある数多くのお寺も山の上にあります。
このことは、お寺という存在にある種の別次元性を与えていると思います。
上から下に上がることによってちがう何ものかの世界に移行するのです。
背の低い犬は高い足のテーブルの上に乗ったフライドチキンが見えません。
それを見るには同じくらいの高さのいすが必要です。

というわけで、アートが山に登ることもそんな別次元が見えるような展覧会にしたいと思います。

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