久しぶりの更新になってしまいすいません。藤野です。
清澄での滞在が近づき、自分自身の様々な心情の変化に気づかされます。
今までギャラリーのような美術作品を鑑賞することに特化した空間で
作品を展開してきた自分にとっては、清澄寺で展示をすることに大きな意味を感じずにはいられません。
場所の文脈に対して自分の作品がどのような呼応をするのか。
これはこの先制作を続ける上で考え続けなければいけないことです。
ホワイトキューブはある種、社会(または特定の場所)との断絶を好む性質があり
そうすることでアートが発展してきたところはありますが
そのスピード感の中で失われたものが沢山あります。
決して同時代的なものとしてパッケージングされることなく
もの凄く長いスパンで見て、自分たちの時代を構成しているもの。
そうした価値観を消費とは別のかたちで捉え、見直す必要があるのでしょう。
今回集まったアーティスト6人はその機会に恵まれました。
僕達がやろうとしてることのスピード感はとても遅いものだと思います。
言葉を交わし、土地に触れ、作品をつくる。
その関係の中に『アート』を見るのです。
(まとめすぎたか。)
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