『アートが山をのぼること』とは...?
時下、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび千葉県鴨川市にある清澄寺と釈迦寺というお寺を舞台に、2011年8月10日(水)から8月21日(日)まで、20代若手注目アーティスト達による展覧会“アートが山をのぼること”を開催します。 古くから美術とお寺や神社は深いつながりがありました。しかし、近代以降はそのつながりが弱くなってしまいました。特に「現代アート」と呼ばれる美術館との関係によって発展した世界では、そのつながりは皆無と言っても良いのではないでしょうか。 近年になり、お寺や神社などの関係性を取り戻すことで日本独自の文化や表現を守ろうという試みは起こり始めましたが、未だその数は少ないものです。 今回、私達は展覧会名を「アートが山をのぼること」と題し、最澄や空海などの過去の僧達が都から祈りの場所を求めて山に登った歴史も踏まえ、アートが都市から山を登ることで新たな作品を創造することを試みます。 また期間中には、アーティスト達が企画した東京からのツアーも組まれます。遠方からの鑑賞者様にお越しいただきやすいようにという考慮と共に、このツアーでは出展作家の作品を観るだけでなく古くから残る造形物を巡り、時代を超えた人々の思いを旅していきます。
つきましては、ぜひ多くの皆様にご鑑賞いただきたく、ご取材・ご紹介などのご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
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